ペナルティの不思議な現象

先日、友人からこんな相談を受けた。
「自分のホームページがペナルティを受けているようだ」と。
あるキーワードで今までは7位だったものが、ある日突然圏外になったというものだ。
 
まぁ、ここまではよくある話だ。
 
こんな時、Google先生に聞くと、「URLで検索してトップページが一番上に出ればペナルティではない」とか、「siteコマンドで検索してトップページが一番上に出ればペナルティではない」とか、あるいはセーフブラウジングで検索してみるなどの記事を多く見かける。
確かにURL検索でトップページが一番上に出てこない場合は、完全なペナルティである。
もはや「ペナルティを受けているのか?」というレベルではないことは確かだ。
速やかにグレーからブラックなリンクを外し、サイト内容もGoogleガイドラインに沿ったものかどうかを確認した上で、再審査のリクエストをするべきであろう。
 
しかし、今回の話は少し様子がおかしい。
何がおかしいかというと、URL検索やsiteコマンドによる検索では、トップページが一番上に表示されるのだが、トップページのtitleタグ内にある「サイト名」で検索した場合だ。
当然1位表示でなければおかしいのだが、結果は15位である。(日によって若干のズレはある)
 
検索結果の下に「このページは以前にアクセスしています。」の表示が!!
さらに特徴的なものとして、ある特定のキーワードで検索した場合のみ(タイトル検索など)検索結果の下(サマリーの下)に、「このページは以前にアクセスしています」というメッセージが表示されるのだ。
昔、他のサイトでペナルティを受けた際、ある特定のキーワードで検索した時だけ、検索結果の下に
「Google 宛に送られた法的要請に応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、ChillingEffects.org を除外するに至ったクレームを確認できます。」という恐ろしいメッセージを確認した経験が脳裏をよぎる。
(しかもメインキーワードに3~4個のキーワードをプラスした検索結果の11ページ目以降に表示されていたので、発見までかなりの時間を要した)
今ではWEBマスターツールを使っていればメールで知らせてくれるようだが、当時はペナルティなどというものがまだ浸透していない時代だったので、大発見をしたという感覚であったことを今でも覚えている。
そんな苦い経験も踏まえ、今回の知人の一件は間違いなくペナルティであると断言するのだが、今のところ同じ現象を報告するサイトが見つからないので、自分だけこのような事があるのだろうか?という不安もないわけではない。
 
この友人のホームページは、私自身が作成からSEO対策まで細かくアドバイスをしたものなので、正直責任も感じるし今のところ対策も見つからず、四苦八苦しているのが現状である。
とりあえずは外部リンクで外せるものは全て外し、様子を見ている段階だが、今後の状況次第では再審査のリクエストをしてみるつもりだ。
もし、今回の件で新しい情報や発見があれば、当サイトで紹介したいと思う。

  

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