backupの記事

私が管理する他のWebサイトで、最近やたらとサーバークラッシュのトラブルに見舞われている。
ホームページビルダーやドリームウェーバー等で作成している場合は、自分のPCにデータファイルがあるので心配ないが、WordPressの場合、サーバーがクラッシュすると大変なことになる。
自分のPCにはデータがないからだ。
ご存じの通り、WordPressで作成した固定ページや投稿ページは、データベースで管理されている。
通常、ホームページビルダー等で作成したWebページは、htmlファイルとしてサーバーに置かれており、FTPソフトでそのファイルの存在を確認できるし、ダウンロードだってできる。
しかし、WordPressの場合、htmlファイルというものが存在しない。
データベースで固定ページや投稿記事などのデータを丸ごと管理し、各ページを表示した場合に必要な部分だけを表示している。
そんなイメージだ。
実際にFTPソフトでどこを探しても、固定ページや投稿記事は見つけることはできないのだ。
 
データベースのバックアップと画像挿入のコツ
データベースのバックアップと画像挿入には、実はとても重要な関係というかコツがあるので紹介したいと思う。
データベースのバックアップについては後述するが、サーバー上のファイルが全てなくなってしまった場合、バックアップファイルで簡単に復元できるのだが、画像だけは投稿ページの「アップロード/挿入」から、1個1個アップロードしていかなくてはならない。
これを一撃で復元する方法として、普段の作業過程で、画像はFTPソフトで専用フォルダにアップロードし、画像ソースはHTMLで記述するという方法を用いれば、復元する時にとてもラクだ。
※HTMLの記述がわからない場合、ホームページビルダー等を利用するとやりやすい。
通常作業時が若干面倒かもしれないが、画像を多く扱うコンテンツの場合は特にオススメだ。
 
データベースのバックアップと復元方法
WP-DBManagerというプラグインと、これを日本語化するプラグイン「WP-Manager日本語版」を使用する。
前者はいつもと同じインストール方法でインストールするが、後者(日本語版)の方はいつもと違う方法なので注意。
まずWP-Manager日本語版を解凍する。
すると「dbmanager」というフォルダがあるので、その中にある以下7つのファイルを、さきほどのプラグイン、WP-Manager内にアップロードする。
 
7つのファイルは次の通り

dbmanager日本語化ファイル

アップロード先
wp-content/plugins/wp-dbmanager
 
次のエラーメッセージ「Your backup folder MIGHT be visible to the public」が表示される。
バックアップ用フォルダに、アクセス制限をかけよとのことだ。

エラーメッセージ

エラー解除の方法
上のエラーは、「バックアップ先のフォルダにアクセス制限をかけよ」というものなので、.htaccessで制御する。
まず、wp-content→plugins→wp-dbmanagerフォルダ内のhtaccess.txtを、自分のPCにダウンロードする。
そのまま次のフォルダ内にアップロードする。
wp-content/backup-db
アップロードしたら、ファイル名を「.htaccess」に変更する。
backup-dbフォルダは、後でデータベースをバックアップした時に、バックアップファイルが格納される重要なフォルダなので、覚えておくように。


バックアップ方法
管理画面から「データベース」→「DBバックアップ」をクリックする。

DBバックアップ

右下に「GZIP圧縮を使用しますか?」で、「はい」と「いいえ」があるが、「いいえ」のまま、「バックアップ」をクリックする。
この際、バックアップファイルを作成したという感触は得られないが、さきほどの「backup-db」フォルダ内に作成されているはずなので確認し、自分のPCにダウンロードして完了。


データベースの復元方法
何らかのトラブルでサーバー上のデータが破損、または消去してしまった場合、WordPressそのものをインストールし、WP-DBManagerもインストールする。
自分のPCに保存してあるバックアップファイルを、FTPソフトでwp-content/backup-dbフォルダ内にアップロードする。
管理画面から、「データベース」 → 「ファイル操作」 と進み、復元するファイルを選択して(さきほどアップロードしたバックアップファイル)「復元」をクリックする。
この作業で復元は完了なので、実際にWebサイトが表示されるか確認して終了。

データベースの復元

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